茶道具、盛器、花籠、花器など竹工芸品の一品創作の破風竹工房




竹工芸家 破風について

 

                    
                         竹工芸家 松本破風


"竹林を渡る風の音に身を置きながら、ただ創ることだけに専念したい

    
   などと大げさな思いで20数年前にこの館山に移住してきました。




生まれは、東京の羽田。


空港のイメージが濃厚ですが,漁師町で人情身あふれ、大都会になる前の東京の原型のよ

うな所でした。


最初に竹工房を設けた江東区の砂町も、似たような環境の場所で、自分としては落ち着

ける雰囲気でした。



しかし年齢を重ねるにつれ、



“風に揺れる青竹のそばで工芸品を創れたら”



そう強く考えるようになり始め、ちょうど、南房総館山に20年来付き合いのある竹屋

さんがあったのも縁で、あそこならば海のそばで、魚も旨いし、良い竹も多い。気候

も、風土も、申し分ないな。そう思い房州に竹工房を構えることにしました。



有形、無形のプレッシャーが次々と降りかかってくる都会と違い、

人は大らかだし、時がゆっくりと流れてゆくこの地を選んだことは間違ってはいなかっ

たようです。

力強く美しい竹が豊富に自生するこの南房総は、竹工芸家としての私の創作意欲を駆り

立てて止みません。



青い竹はそれそのもので十分美しく、それを切り、竹工芸品にする以上、その美しさ・

しなやかさを永遠に工芸品に閉じ込めたいと思い、日々創作に励む毎日です。


竹は、陽光が射した場所と日陰では性格が異なり、上の方の部分と下の部分でも硬さや

肉厚も違いやっかいな者です。
それぞれの竹が持っている性格を読みながら、少しずつ

造形を加えていくのですが、日々竹と格闘しているようで、いつも負けるのはこちら側

なのです。

         
                

                    
略歴




1952年  東京 羽田生まれ 

1972年  竹工芸家 飯塚小玕齋に師事(人間国宝)

1976年  東京江東区砂町に竹工房をかまえ竹工芸制作を始める

1988年  千葉県館山市に竹工房を移し現在に至る

1996年  7月~8月 ニューヨーク(フェリシモ)にて竹をテーマに五人展

2001年  4月 東京大丸店にて個展

2003年  館山市城山公園内 '雁月庵’にて個展、
NHKより放映

2004年  銀座
'一穂堂サロン’にて個展

2004年  コッツエン・バンブー賞、準グランプリ受賞、サンフランシスコアジア美術館展示

2005年   54回日本伝統工芸展 '新人賞’受賞

2007年  48回東日本伝統工芸展最優秀賞 '東京都知事賞’受賞

2009年  '新しい竹~現代日本の巨匠’ に招待出品 大分県立芸術会館

2011年  人間国宝 竹工芸家飯塚小玕齋回顧展”父琅玕齋から弟子たちへ”出品 太田市

       時遊空間SPACE 結 にて個展



                              


                                           松 本 破 風    
                                            (日本工芸会.正会員)